みなさんこんにちは。
天気が優れない日が続いてますが、天気予報では明日の午後以降は爽やかな秋晴れが期待されるとか。
そんな私たちの印刷業界もちょっと優れない日が続いておりますね。
私たちの業界のみならず、日本全体と言うべきなのかな。
先月、業界のある団体さんが、日経新聞に意見広告を出稿されてましたね。
その背景として、印刷業界は、デジタル化の進展とコロナ禍により需要は減少しているほか、追い打ちをかけるような昨今の原油、エネルギーコスト、用紙・インキ・刷版材料の価格高騰の影響で、大変厳しい状況となっていて、政府は、「価格転嫁円滑化のための政策パッケージ」を昨年末策定し、全産業界に対し要請をしているが、実情は厳しくなかなか価格転嫁できていないのが実態であると言うことのようです。
幸い、弊社のお客様にはこのようなことを心配させるような会社さんは、一社もいらっしゃらないので、ありがたいことです(^ ^)
また、昨日は雑誌離れが進んでいるようで、雑誌をデジタル化したものの、落ち込みに歯止めがかからないというニュースがありました。
いわゆる紙媒体だけではなく、コンテンツとしてもあまり需要がなくなってきたと言うこと。
それは、デジタル化が進んで、動画などが主流になりつつある今の社会の流れ。
電車の広告も今やどんどんなくなり、広告コンテンツも動画主体になっていくのでしょう。
この流れの中心がスマホの普及でしょうか。
スマホ中心の暮らしになっていると言ってもいい今の世の中。
もちろんこれも世の中の流れ、需要の傾向によるものですが、
業界として発展していない、業界全体の古い体質が原因のような気がします。
よくある業界団体の寄り合いもお互いの傷を舐め合っているような感じになってないといいのですが。。
私の勝手な想像だけで、実際はそうではないことを願ってます。
このような世の中の流れになる以前に、若者が入社したい。
活躍したいと思ってくれるような業界だったのか。
そのようになるように努力したのか?
そのあたりが気になります。
会社経営は業界というよりも、個々の運営によるものが大きいので、
業界というよりも、経営者の手腕に左右されるかと思いますが、
力を発揮できずにいる会社さんが多かったのかな。
弊社もその一つかもしれませんが(T . T)
今や、エネルギーコストや価格高騰が追い打ちという前に、自ら不透明にしていた販売価格を、
結果自ら価格競争でしか価値を見出せなかった業界自体の、自業自得のような気がします。
コストが上がったせいだという前に、自社のサービスや人材のレベルアップに力を入れずに
販売価格を自分たちの都合で勝手に下げたのは自分達。
それを、競争入札や、競争見積もりの渦の中でしか戦えない会社さんが
どんどん増えていったのも原因でしょう。
でも、そんな印刷業界に今でもいる私。
紙が好きで、インクが好きで。
最初、営業だった私が、今や自分で機械を回し続けてもう14年。
毎日、好きな紙やインクに触れて、仕上がり品質にこだわりながら、楽しい日々を過ごしています(^ ^)
もちろん、仕事が減ってきたら生活は厳しくはなりますが、
その前に、私たちの仕事はものづくりです。
価格も大事ですが、必要とされる、そして満足してもらえるようにどのように仕上げるか?
それが基本の考えであることを忘れたくないですね。
だってその方が楽しいですから。
たくさんの社員さんを抱えている会社さんはそうはいかないのかもしれません。
こんな小さな会社だから、こんな呑気なことが言えるだけかもしれませんね。
すいません。
でもやっぱり、私はシール印刷が好きだな〜
私たちの印刷業界がもっと晴れやかになりますように(^ ^)
きっと変わることでチャンスがやってくるはず。
よし、痩せるぞ!!!
谷口でした。